2010年12月17日金曜日

ノロウイルス感染予防

ノロウイルスによる感染性胃腸炎を症状とする食中毒事象が

多発していると聞いていたが、とうとう我が職場でも発生してしまった。

発症者は、たまたま連休中の自宅で異変が起こり、

病院で診察してもらって発覚したらしい。

もし仕事中だったら発症者の移動箇所を消毒しなければならないし、

発症者と接触した者の特定に努めなければならず、

大変なことになるところだった。

そこで、ノロウイルスの特徴や予防のポイントを列記しますので

感染予防に役立ててください。


ノロウイルスの特徴

●感染性胃腸炎の原因として1年中発生しているが、特に12~3月に
 発生頻度が高くなる。

●感染力が強く、ごく少量であらゆる年齢層で感染する。

●低レベルの塩素や温度60℃程度では耐性を示す。

●下痢やおう吐などが主な症状。ウイルスは感染してから1週間程度
 便中に排泄され続ける。

●感染経路は基本的に経口感染だが、じゅうぶんに洗浄・消毒されていない
 おう吐物が乾燥し、ウイルスが粉塵として舞い上がったものを吸い込むなど
 の飛沫感染の可能性も指摘されている。

予防のポイント

●手洗いの徹底(アルコールでの消毒効果は十分でない)
 ・トイレ使用後、調理の前、食事の前には、石けんと流水で30秒以上手洗い。

●食品の取扱注意
 ・ウイルスに汚染されている可能性のある食品は、中心温度85℃以上で
  1分間以上の加熱
 ・調理器具などの洗浄・消毒の徹底(塩素系漂白剤などによる)
 ・生で食べる食品(野菜、果物など)の十分な洗浄

●おう吐物処理時の注意
 ・おう吐物を拭き取るときは、使い捨て手袋、マスク等を使用
 ・おう吐物の塩素系漂白剤などによる消毒と十分な換気


特に小さいお子さんがいる家庭は気を付けてください。


今年もあと2週間。

十分な手洗いうがいをして予防に努め、健康で明るく新年を迎えましょう!

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