「どじょうがさ、金魚のまねすることねえんだよなあ」と
自らを泥臭いどじょうに喩えていました。
相田みつをさんの詩を引用したことは、みなさんもご存知だと思いますが、
これには、どじょうはどじょうとして本物、金魚は金魚として本物、
どじょうが金魚のまねをした時、偽物になるという意味が込められているようです。
そんなことを思い出しながら六本木のリッツカールトンホテルに泊まり、
「金魚」でニューハーフのエンターテイメントショーを観てきました。
客席は100人くらい入れると思いますが、金曜日とあって満席です。
開演まではダンサーが客席を回り、楽しい会話や写真も撮ることができました。
そばでじっくり見つめてみると、本当に美しい偽物の女性達ですが、
喉ちんこも出てないように見えるし、エッ、本当に男か???
自分の目を疑うばかり…
いよいよ開演です。
大きな音楽と眩しいくらいのライトに照らされ、歌舞伎のような妖艶なダンスから始まり、
キャッツのようなミュージカル、戦中戦後の沖縄をモチーフにしたもの、
バルーンスカートドレスのダンス、サーカスのようなアクロバティックなショー、
フリフリスカートのダンス、スカートを脱いだセクシーなダンス、
そしてフィナーレは、可愛いドレスで曲に合わせてタップを踏むリバーダンス。
さほど広くないステージですが、舞台装置が凝っていて縦横無尽な動きが楽しめます。
残念ながら写真に収めることはできませんが、とってもブラボーな気分でした。
ショーが終わるとダンサーさん達の紹介があり、
誕生日を迎えた人には記念撮影のおまけまで付いていました。
しかし、たった8名で次から次へと衣装を替え、激しい動きをしたばかりなのに
呼吸の乱れも感じさせないところを見ると、相当訓練しているんだなあと感心しました。
最後に怜臣(レオ)さんと握手しましたが、とっても柔らかくてゴツゴツ感がなく、
お化粧といい、身のこなしといい一生懸命本物になろうと
細かいところにまで努力している姿にエールを送ってお別れしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿