朝焼けの空を見て、気分上々で出発しました。
9時25分、外房線誉田駅到着。
北口ロータリーに㈱風仁の軽トラックが待ってました。
迎えに来てくれたのは植木職人なりたての青柳さん。
茨城県出身、若干26歳。
細身で背も鼻も高く、日焼けした笑顔が優しいイケメン好青年だ。
早速乗り込み会場へ…
駅前は区画整理されていて道路も作られたばかり、
新しい住宅が建っていたが、すぐに山里になり、
その奥に「茶の湯の里」があった。
千葉市緑区高田町、のどかなところだ。
社長の菊池さんや従業員の皆さんが出迎えてくれた。
今日の参加者は10名と少なめ、
ならば、じっくり勉強できると内心喜んでいた。
午前中は自己紹介の後、四つ目垣、鉄砲垣の作り方や
必要な道具の説明と、ロープを使って棕櫚縄の縛り方のお勉強。
講師は九州出身の庭師、はにかみ屋の大崎さん。
大崎さんも京都・奈良で修業した私の尊敬する庭師の1人です。
●丸太支柱設置時
1 支柱を立てる
①穴を開けて丸太を立てる場合
剣スコップ(※両手スコップ)、突き棒
②丸太を打ち込む場合
カケヤ(木槌、ハンマー)
2 丸太を真直ぐにそして杭同士を水平にする。
ハンドレベル(水平器)、水糸、釘
●胴縁を付ける時
1 竹を切る
竹引きノコギリ
2 竹を丸太に止める
キリ(※電動ドリル)、釘(※スリムねじ)、金槌
●立子を組む時
1 胴縁と結ぶ
棕櫚縄(しゅろなわ)、木槌(ゴムハンマー)
※の道具は、あると作業が早くなります。
午前中の座学が終わり、昼食のお弁当
幕の内だと思うが、ここのお弁当はおかずがたくさんあって美味しい。
このセミナーに来る楽しみの一つになっています。
(写真を撮れば良かったかな。)
さて昼食後は庭に出て垣根作りです。
必要な道具の説明や庭師ならではの使い方を教えていただきました。
まずは、真竹の汚れ落とし、
結構汚れているが、強くこすると樹皮を痛めてしまうので気を使う。
空拭きすると竹本来の緑色が蘇って、見ていても気持ちがいい。
関東ではしないらしいが、京都・奈良では当たり前の処理だという。
隠れた心遣いを教わる。
垣根の設置場所と高さを決めて、
スコップで穴を掘って親柱・間柱を垂直に立てる。
水平器を用いても気が抜けない重要な作業だ。
両手スコップだと早く穴が掘れるが、あとで突き固めるのが一苦労。
カケヤで打ち込んだ方が柱が揺れないので楽ですが、
地中の埋設物(水道やガス管等)に注意しなければならない。
次に胴縁(水平に取り付ける竹)の位置と本数を決めて竹を切る。
竹を丸太に止めるんだけど電動ドリルが滑ってしまってなかなか難しい。
作成までに、すったもんだがありましたが、
作業風景は㈱仁風のHPにでています。
(よかったら見てください。)
いよいよ私たちの垣根の完成です!
3時に葛菓子と抹茶を頂きながら垣根と庭の鑑賞…
売上やクレーム等で一喜一憂なんてまったく関係ない
自然の中で生きている幸せを感じる一瞬です。
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