前回の講習では四つ目垣の作成までで終わってしまいましたが、
今年は1級受験者が4名、2級受験者が3名もいるので、
練習をしながらその都度、先輩たちからの指導を受けることになり、
4月22日は、一人一区画の練習場で千葉県の実技試験問題の施工図を見ながら
各自で練習を行うことになりました。
まずは区画内の整地、
GLが平地になっていないと図面通りに仕上がらないので重要な作業です。
次に柱の建て込みです。
端から水糸に沿って200㎜と1700㎜にピンポールを差し、
更に手前200㎜の位置にピンポールを差してその交点に穴を掘ります。
深さ約60cmの穴を掘るだけでも結構力が必要ですよ。
千葉県の場合は柱が垂直に建っているかは目で確認するらしく
水平器は使ってはダメだと注意されてしまいました。
2本の柱を1000㎜に建てたら天端に水糸を張り、
水平かどうかを張った水糸とその先の景色を参考にしながら確認します。
水平になったら、柱と柱の間の土をスコップで掘り起こし、
立子が入りやすいように耕します。
そして、胴縁と立子の準備です。
裏の竹山からとってきた4本の竹の枝を落とし、節を見ながら末口と元口を再確認
胴縁用として末口を節留して約1600㎜に切ったものを3本
立子用に末口止めして1100㎜に切った竹を9本用意します。
竹は節のところで微妙に曲がっているので、枝のあったところを真横にすると
正面から見た場合真っ直ぐに見えるので、これを注意するだけで出来栄えがかなり違います。
これも千葉県だけかもしれませんが、胴縁の竹は太いのを真中に、
立子も太いのを中心にして柱に近くなるほど細い竹を使うのがコツだということでした。
シュロ縄も下から縛っていくのが手順だということでした。
なお、区画内から出られるのはシュロ縄を縛る時だけで、あとは区画から出てはいけないようです。
道具も安全に気をつけ整理整頓して置くようにしなければ減点の対象になるとのこと。
シュロ縄は、加工したものは不可なので、径3㎜(黒)×30mを購入したものを
その場で作業しやすいように2本取りにします。
その際、からみ結び用にふたひろ半、残りをいぼ結び用に分けておくと作業効率もよく便利ですよ。
もちろんその後水に浸し、土がつかないように袋に入れておきます。
縁石、敷石、飛石、築山については、順次作業場の要点や注意点をメモしていこうと思います。
月2回の講習会だけでなく、何度も練習しないと合格はおぼつかないよ。
合格している先輩達からの厳しい激励を受けたので、皆さんも熱心に予習をしているようです。
私も16日と19日に一人で練習し、一通り最後まで仕上げることができましたが、
4時間以上もかかってしまいました。
2時間30分で仕上げなければなりませんので、まだまだ訓練が必要です。
金ちゃん、頑張るからね!
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